過去に事故を起こしたら、プロミスで借りられないってホント?

数年前に事故で入院したことがあります。最近になって、事故を起こしたらプロミスでは借金ができないと聞き、非常に困っています。諸事情でキャッシングに頼らざるを得ない状況なので、借りられないと本当にヤバいのです。数年前の事故でも、キャッシングに影響があるのでしょうか?

事故というのは「金融事故」のことです

勘違いされているようですが、事故とは交通事故ではなく、金融事故です。同じ事故と付くので紛らわしいですが、全く違うものです。金融事故とは、返済の遅延や滞納、債務整理による民事再生や自己破産のことです。
(⇒金融事故が起きた場合、プロミスの対応は厳しい?

金融事故を起こすと、何故キャッシングができなくなるか。それは、「個人信用情報機関」に記録されるためです。「個人信用情報機関」とは、個人の借金に関する情報を記録、保持している機関です。いくつかの機関がありますが、5~7年、自己破産などで官報に載った場合は10年、記録が残ります。

つまり、その間は、どこに行っても金融事故を起こした人、いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれる金融事故情報が、審査で分かってしまうのです。すると、現在の年収が高く、安定していても、お金にルーズな人、返済が遅れる恐れがある人と判断され、審査落ちするか、通っても最小利用枠しか借りられなくなってしまいます。ちなみに、自己破産をした人は7年間は新たな借入ができません。

このような、金銭に関しての事故に覚えがなければ、過去に交通事故を起こしていても関係はありません。

過去に事故があった人。プロミスなど大手では借入困難か

プロミスなどの消費者金融、または銀行においてカードローンを申し込んだ場合、本人の信用審査というのが入ります。借りたお金を返済できるだけの信用ある人物なのか、ということを判定されるのです。

個人の過去の借入や返済状況については、全国銀行個人信用情報センター、株式会社シー・アイ・シー、株式会社日本信用情報機構などといった、いわゆる信用情報機関によって、すべて管理されています。もちろん個人同士でのお金の貸し借りまで管理しているわけではありませんが、金融機関からの借金や返済状況については、もれなく記録されています。

クレジットの未払いがあった場合や、携帯代の滞納といった場合、さらに消費者金融などへの申込の履歴(たとえ審査に落ちても)まで残ります。

過去に事故のあった人(債務整理や自己破産)は、5年から7年程度はこの信用情報機関の記録に残ります。いわゆるブラックです。ブラックは、その情報が消えるまでの間は、通常は借入することができません。いや、厳密に言うと借り入れることは可能なのですが、貸す側にとってみれば、大きなリスクを伴った貸し出しになるわけですから、通常は審査で落としてしまいます。

では、過去に事故があった人は、例外なく全員借りることができないのかというと、そういうわけでもありません。有名な方法としては、ヤミ金からお金を借りるという手があります。しかし、ヤミ金は、かつてのサラ金と同様に、法外な利息と強引な取り立てで知られます。完済するのは、極めて困難な状況に追い込まれます。よって、利用はしないほうが無難です。

ブラックが大手消費者金融から借り入れるのは難しいわけですが、中小の消費者金融であれば可能性はあります。もちろんヤミ金ではなく、法定利息内で貸し付けている健全な業者です。

彼らは、たとえブラックであったとしても、現在の属性に鑑みて十分な返済能力があると判断した場合には、貸付を行う場合があります。業者にとってみればリスクは高いのですが、ほとんどの健全な顧客は大手に取られているため、中小はリスクを冒してでも、極力信用のありそうな人にお金を貸すことで生き残りをかけているのですね。

【参考ページはこちら】
自己破産者でもプロミスの借り入れは可能?

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